ロンドンに滞在してあっという間に1年強が経過していますが、ロンドンに次ぐヨーロッパの一大ビジネス拠点、ドイツのフランクフルトは未訪でした。今回、9月1、2日の1泊2日、出張で初訪問となりました。
フランクフルトに到着したのは1日の22時30分を回った頃。せっかく初めて訪ねるのに、こんな時間では観光名所はどこも閉まってしまっています。フランクフルトに見るべきものはほとんどないと聞いているはものの、残念・・・。まあ、業用なので何も文句は言えませんが。
ということで、唯一開いているといっても良い観光名所(?)、居酒屋に向かうことにしました。「Zum Grauen Bock (ツム・グラウエン・ボック)」。15世紀に建てられたドイツの歴史的建造物を利用した居酒屋だそう。外観がなかなか趣きがあって特徴的。ビールが旨いに違いないと期待が高まります。
さて、この居酒屋ガイドブックを読む限りでは繁盛店のように思われたのですが、さすがに23時を回って客の姿もまばら。深夜1時までオープンしているはずなのでまさかもう閉店ということはないだろうと思いつつ席に着くと、すぐにウェイターがやってきました。「申し訳ないけれど簡単な料理しか出せない」とのことだったので、それが果たしてどういったものなのかも分からないまま、勧められるがままに「フランクフルト・プレート」という名の盛り合わせを注文しました。驚いたのが、注文した途端に横のテーブルで飲んでいた男が立ち上がったこと。いかにも料理人みたいな格好しているなと思っていたのですが、それもそのはず、彼こそがこの店のコックだったのです。結構飲んでいるように見えたのですが・・・、大丈夫、ドイツ人のアルコールへの耐性は尋常でないはずです。
そしてしばらくして登場したのが、この盛り合わせ。肉、肉、肉、肉、肉です。一体何カロリーあるんだろう、こんなもの食べているからドイツ人は皆でかいんだ、ああこんな時間にこんなもの食べたら胃がもたれそう、とか思いながら口に運びました。まあでもソーセージも、骨付き肉も、ハムも、ハンバーグもジューシーで大変美味しゅうございました。絶対に毎日こんなヘビー級、食べられないけど。
ビールもやっぱり旨かった。ロンドン赴任前、東京では格好付けて「俺はエールが好きだ」などとよく吹聴していたものですが、やっぱり飲みなれたラガーが口には合いますね。キレのある良いビールでした。なお、フランクフルト名物というりんご酒も飲んでみたのですが、これはイマイチ。シードルを酸っぱくしたようなイメージでしょうか。何だか垢抜けない味で、ぶどう酒(ワイン)の方がずっと美味しいと思います。
こうして初フランクフルトの夜は更けていったのでした。5月に帰国してしまった後輩がいたら、少しは案内してもらえたのかなあ。
残念でした!
しかも私その観光名所いったことないです。。。
フランクフルトでは古いレストランだとビール出してくれなくてアップルワインしか出さないところもあるんですよ。
地獄です。。。
投稿情報: Yっこ | 2009-09-04 20:11
きっと、残りものというか、ありあわせの物で作ったんでしょうか?
でも、まかない料理みたいで、これはこれで良いですね!
投稿情報: Nathlie | 2009-09-06 02:10
>Yっこちゃん
あれ、絶対に行ったことあるだろうなと思ってたのに。
リンゴ酒しか選べなかったとしたら、大分残念な感じだね。
フランクフルトの現地の人たちは、でも結構好きなんだ???
投稿情報: Shibuya | 2009-09-06 21:19
>Nathalieさん
残りものでもありあわせのものでもなくて、ちゃんとメニューに載ってる1品です!
それにしても重たい食事だった・・・。
投稿情報: Shibuya | 2009-09-06 21:20